グアム(アメリカ)のチップ文化|旅行者が知っておきたい基本マナー
日本からわずか3時間半ほどのフライトで行ける常夏の楽園グアム。アメリカ領であるため、旅行者が戸惑いやすいのが 「チップ文化」 です。日本にはほとんど存在しない習慣なので、初めて訪れる方は「いつ?」「いくら?」と悩むことも多いでしょう。今回は、グアムで実際に必要となるチップの場面や金額の目安、そして気をつけたいポイントをまとめます。
基本の考え方
アメリカでは、チップは サービスに対する感謝の気持ち として支払います。日本では「良いサービスが当たり前」という考えが根付いていますが、グアムを含むアメリカでは「サービス料はチップで補う」という文化があります。
旅行中は 消費税を払う感覚でチップ分も含めて予算を考えておく と安心です。
レストランでのチップ
レストランで食事をした場合、一般的には 料金の15〜20% をチップとして渡すのが目安です。ただし、注意点があります。グアムでは多くのレストランで サービスチャージ(10〜15%程度) が最初から会計に含まれている場合があります。この場合、レシートに「Service Charge Included」や「Gratuity Included」と記載されています。
すでに含まれている場合は 追加で払う必要はありません。ただし、サービスがとても良かったと感じたら、気持ちとして数ドル上乗せしても喜ばれます。
テイクアウトやカフェの場合
意外と迷うのが、カフェやファーストフード、テイクアウト時のチップ。基本的に テイクアウトにはチップは不要 です。
ただし、店員さんが特別に対応してくれたり(例:メニュー相談や特別注文に応じてくれた場合)、常連として通うような店であれば、$1程度を置く人もいます。あくまで気持ちなので「必須ではない」と覚えておきましょう。
タクシードライバーへのチップ
タクシーを利用した場合、料金の 10〜15%程度 が目安です。例えば$20の乗車なら$2〜3を渡すとよいでしょう。荷物を積み下ろししてくれたり、観光案内をしてくれた場合は少し多めに渡すと喜ばれます。
ただし、グアムは観光客向けにホテルタクシーや送迎サービスを利用することも多く、その場合は料金にサービス料が含まれているケースもあります。乗車前に確認しておくと安心です。
日本人ガイドには必要?
現地で日本語ガイドをお願いした場合、よく「日本人だからチップはいらないですよね?」と聞かれます。実際には 日本人ガイドであっても、アメリカ文化に合わせてチップを渡すのが一般的 です。
半日ツアーであれば1グループにつき$10〜20、1日ツアーなら$20〜40ほどが目安。もちろん強制ではなく、サービスの満足度に応じて調整すれば問題ありません。
チップは「強制」ではなく「気持ち」
繰り返しになりますが、チップは法律で定められた強制ではありません。ですが「席に座って接客を受けた」「荷物を運んでもらった」など、何らかのサービスを受けた際には 少額でも渡すのがマナー です。
渡すときには「Thank you!」と一言添えるだけで、相手の印象がぐっと良くなります。旅行先での人間関係もスムーズになり、より快適に過ごせるでしょう。
まとめ
- レストラン:料金の15〜20%(サービス料込みの場合は不要)
- テイクアウト:基本不要(気持ちで$1程度はOK)
- タクシー:料金の10〜15%
- 日本人ガイド:半日$10〜20/1日$20〜40程度(グループ単位)
- 基本は サービスを受けたらチップを渡す が原則
グアム旅行を楽しむためには、この文化を理解しておくことが大切です。日本の感覚とは異なりますが、消費税のように「必要経費」としてあらかじめ計算に入れておく と安心。強制ではなく「ありがとう」の気持ちとして渡せば、きっと現地の人との交流もより楽しいものになるはずです。